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つい先日まで放送されていた、安達祐実さん主演ドラマ『娼婦と淑女』。『真珠夫人』や『牡丹と薔薇』といった<愛憎ドロドロの昼ドラ>を制作している東海テレビの最新にして、渾身作。その主題歌を歌っていたのが、今年デビュー10年を迎えたロックバンド“椿屋四重奏”。レコード会社のプロモーター嬢イチオシ!というイケメンヴォーカリストにご登場いただきました。
――ドラマ『娼婦と淑女』は、安達祐実さんが昼ドラ初主演、お嬢様と娼婦にまで身を落とす女性という正反対の一人二役を演じたことも話題に。そのドラマ主題歌「いばらのみち」の主題歌の話は、ドラマサイドから?
「そうです。僕たちの「シンデレラ」という曲を聴いてくださったみたいで、<その世界観で>とオファーをいただきました。台本を読んだら、ボロボロになりながらも勇敢に立ち向かっていく女性の激しいストーリー。僕の得意な世界だったので、<イケる!>と思いました」
―― 中田さんは、普段ご自分で作詞・作曲をされますが、この曲は大御所作詞家、松井五郎さんとの共作。大御所との仕事で得たものは?
「安全地帯などでの松井さんの歌詞が大好きで、いつか自分の曲を松井さんの詞で歌ってみたかったんです。やっぱり、プロの言葉の配置はインパクトが強くて、メロディに乗ると威力を発揮する。詞というより<歌詞>なんですよね。松井さんの生み出す言葉は、わかりやすいのに意味深で、僕がまだ踏み込んだことのない世界を見せていただきました。<ここまで行っちゃっていいんだな>ってわかったところもある。アルバム『孤独のカンパネラを鳴らせ』に収録した「漂流」という曲は、その影響を受けて、振りきって書いた曲です」
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――『孤独のカンパネラを鳴らせ』のTVスポットに、『娼婦と淑女』の執事役で人気の石川伸一郎さんが出演されていますね。ドラマの出演者の方との交流などあったのですか。
「石川さんの人気に便乗しようかと…(笑)。ドラマの打ち上げに参加させていただいたのですが、まばゆいばかりの芸能人オーラに負けて、隅の方にいました」
――椿屋四重奏は、ライブシーンで活躍しているバンドですが、このドラマタイアップで、主婦の方のファンが増えたのでは?
「そうですね。年齢層が広がりましたね。この前のライブには、お子さん連れの方もいらしてくれて。カラオケで歌ってくれる方も多くて、手ごたえは感じています。「いばらのみち」で1つ大きなシンボルができたと思っています。でも、僕たちは「いばらのみち」だけじゃないので、これをきっかけに他の曲も聴いていただけると嬉しいです。」
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――ミュージシャンで作詞作曲をする人って、毎日曲作りをしないと落ち着かないという人が多いのですが、中田さんはどうですか。
「曲作りは、生活の一部。曲を作っていないと、気持ちが安定しない。ミュージシャンって仕事は不安定だから、良い曲が書ける実感があると安心できるんです。2日くらい休むと不安になってきます」
―― じゃあ、1週間のバカンスなんて行けない?
「3日くらいは楽しめるけど、4日目くらいから気になってきちゃう(笑)」
―― 最近は、杏子さんへの楽曲提供&プロデュースなど、バンド以外の活動もされていますね。
「バンドだと出来ることが限られるので、外の仕事をすると自分の引出しが増えますね。やりがいがあります。それをまた、バンドに活かすのも楽しい」
―― 作詞と作曲は、どちらが得意ですか。
「作曲の方が得意だけど、好きなのは詞を書く方。歌詞は悩むし、難しいけれど、曲と詞が相まって自分の世界が完成すると思います。いろいろな人に自分の曲を歌ってほしいので、作家としての仕事にも興味があります」
―― 10月から長いツアーが始まりますね。
「本当に良いアルバムが出来たので、その良さをこのロングツアーでお客さんと分かち合いたいですね」
取材・文/坂本ゆかり
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小寺良太(ドラム)
中田裕二(ヴォーカル&ギター)
永田貴樹(ベース)

5th album 『孤独のカンパネラを鳴らせ』
2010/08/04発売
WPCL-10843 2,800円
収録曲
01.ロンサム/02.いばらのみち/03.LOOK AROUND/04.NIGHTLIFE/05.ブランケット/06.red blues/07.ミス・アンダースタンド/08.流星群/09.漂流/10.思惑と罠/11.ブライテスト・ダークネス

いばらのみち(通常盤)
WPCL-10780 1,000円 発売中
01. いばらのみち/02.ミス・アンダースタンド/03.いばらのみち(acoustic version)
